登録理美容師

市町村が運営するコミュニティ施設内での活動

~コミュニティカフェから始まる町づくり~
市町村が運営するコミュニティ施設内での活動

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久保山一美 NPO法人コミュニティプロジェクトEnn

【美容福祉を地域活動へ】

今から9年前に訪問美容をやりたいという思いから、山野美容福祉養成講座と出会い、福祉美容師としてデビューしました。しかし、半年の間、1件も訪問美容の依頼がありませんでした。


このままではダメだ、行動を起こさなくては、と始めたのが、ハンドマッサージのボランティア活動でした。当初は個人で活動していましたが、そのうち仲間が増え、メンバー7名のうち美容師が3人他4名は異業種です。
Sun・Mソーシャルビューティサービスという団体を立ち上げ、ボランティア活動・体験サービス・コミュニティサービスの3つの活動から成る美容福祉サービスを確立しました。
活動を続けていく中で、山武市の交流サロン「さんぶの森交流センターあららぎ館」という場所で、体験型交流イベント「あららぎコムサ」を月1回、開催出来るようになりました。その他にも地域イベントに参加したり、各種講座を実施するなどしてきました。

  • 美容福祉を地域活動へ

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美容福祉を地域活動へ

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さらに、地域包括支援センターや社会福祉協議会などとの関係性も生まれてくるようになりました。そんな時、転換期が訪れることになりました。

美容福祉からコミュニティづくり

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【美容福祉からコミュニティづくり】

平成27年、国の介護保険制度が変わりました。
介護支援サービスを国から地方自治体へと移行するという方針です。
そんなある日、ある人から「山武市生活支援体制整備事業」の話があり、その協議体の委員をお願いできないかと依頼されました。また、地域包括支援センター運営委員にも任命されました。このことがきっかけで新たな展開をむかえることとなりました。

  • 美容福祉からコミュニティづくり

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  • 美容福祉からコミュニティづくり

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  • 美容福祉からコミュニティづくり

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この図は山武市において、高齢者の介護サービスを従来の行政主導から地域や民間レベルで支えていきましょう。という内容です。
またこの図は、山武市の背景と課題を図にしました。これらにより、コミュニティカフェが必要だと考えました。

美容福祉からコミュニティづくり

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そんな時…チャンスが訪れました。
山武市松尾交流センター『洗心館の直売所にぎわい処」が平成27年にオープンしました。しかし、1年足らずで閉店。その後の施設利用が見込まれないという情報を得ました。

コミュニティカフェ実現に向けて

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【コミュニティカフェ実現に向けて】

かねてよりコミュニティカフェが必要だと考えていましたので、それらを具現化するために新たに団体を立ち上げました。そして、山武市長に直談判でコミュニティ事業の提案をすると共に、建物の管理部署に直接交渉を始めました。
1年近い交渉の末、一旦は使用許可が下りたものの議会承認が得られずその結果、交渉は決裂しました。

コミュニティカフェ実現に向けて

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この時は、本当に悔しかったです。地域のために、市民のためになる事案なのに、なぜ解らないのかと憤りも感じました。また、お役所の壁の厚さも痛感しました。そんな悔しい思いで平成29年を終え、新年を迎えました。
コミュニティカフェは実現不可能と思っていたところに朗報が……。
新たな活動拠点が見つかりました。活動団体「コミュニティプロジェクトEnn」を立ち上げ平成30年6月オープンにこぎつけました。
コミュニティカフェをオープンしたものの徐々にブレを感じるようになりました。

コミュニティカフェ実現に向けて

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 団体を立ち上げたものの、カフェの運営は私の他に1名。いつしか福祉美容師からカフェのシェフになっていました。訪問美容は日程を調整しながらもなんとか続けていました。
コミュニティというよりカフェのイメージが強く毎日、ランチのメニューに追われ、本来のコミュニティづくりや美容福祉サービス等の活動ができなくなっていました。それがストレスとなり自分のやるべきことを見失っていきました。
また、地域環境も芳しくなくそのうちに運営も厳しくなっていました。そして、平成31年4月をもってカフェを閉める事にしました。

【公共施設での活動】

コミュニティカフェを運営する一方でイベントなども実施していました。
会場:さんぶの森交流センターあららぎ館
これは、市民参加・体験型のイベント「あららぎフェス」です。山武市の特徴をいかしたイベントです。今年で5回目をむかえます。


会場:さんぶの森公園
これまで実施したイベントは月例イベント小規模なものを含めても年数回。特に今年は既に4回、11月にはあららぎフェスを控えています。


  • 公共施設での活動

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  • 公共施設での活動

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  • 公共施設での活動

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イベントオーガナイザー⁉ コミュニティカフェイベントオーガナイザー⁉実現に向けて

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イベントオーガナイザー⁉


最近ではイベントの相談を受けることもしばしば……。また、イベントの女王といわれることもあったりします。確かに昨年はコミュニティカフェやイベントを運営するのに手いっぱいで、本来の目的が果たせずにいました。そして、自分が目指していたコミュニティカフェの方向性が大きくブレていることに気がつきました。

再挑戦! 初心忘れず⁉

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【再挑戦!初心忘れず】

今年4月にコミュニティカフェを閉めたことにより、今一度見つめなおすことができました。原点に帰り福祉美容師としての活動を強化しようと思いました。
そんな矢先に活動拠点が見つかりました。
今一つ気持が乗らなかったのですが、これまで関わった人たちの期待や夢に動かされ、再度コミュニティカフェを開設することになりました。
また、この数年前から数人に訪問美容をやりたいとの相談を受けていました。しかし、話を聞くだけで何もサポートが出来ない。ということが心に引っかかっていました。美容サロンも併設することにより、訪問美容を目指す美容師さんの活動拠点になればという思いで決断しました。


【福祉美容の未来像】

この9年間、福祉美容師としてあらゆるシチュエーションに遭遇しました。その中で常に美容福祉のあり方や自分の立ち位置を、地域社会の中でどう生かせるのかをテーマとしてきました。
そこで導き出した提案が次のとおりとなります。
○ 美容福祉のグローバル化=訪問美容や美容業務にとらわれず、多角的に活動を行ってみる。また他業種とのコラボなども積極的に行う。
○ 地域とのかかわりで社会が何を求めているのか、そして世の中の動きがどのように動いているのか、などが感じ取れるようになる。
○ 美容室がまさに地域支援。コミュニティの場として情報発信や共有の場となり、美容福祉の幅が広がります。個人活動の場合も積極的にコミュニティの場を設けることやイベントなどへの参加。
また、異業種の人と関りを持つことで視野が広がり、美容福祉の幅も広がるものと考えます。

【まとめ】

福祉美容師を目指して9年。訪問美容の依頼が無く、PRのつもりで始めたボランティア活動が、多くの人と出会いそして、様々な活動を行ってきました。本来の福祉美容から外れているのでは?と思うこともありましたが、振り返ると現在につながり、そして未来のビジョンも描けることに気づきました。
そして2025年には第2次ベビーブームで誕生した人たちが75歳を迎えます。その頃の高齢者と今の高齢者とでは明らかに時代背景が変わっています。現在の介護サービスの仕組みでは到底満足が得られるものではないと考えます。そこで、重要なカギとなるのが福祉美容の存在です。美容福祉を包括的にサービスすることで、『人生100年をその人らしく』へのお手伝いができるものと考えます。

理美容福祉の必需品
  • すいコ〜ム
  • ハッピーシャンプー