西尾栄次・理事、ヘアーレスト
一の宮の7つの美容室のオーナー・スタッフが「NPOチームノバイ」(参加美容室=ヘアーレスト・美容室ほたる・美容室エポック・ヘアーウップス・オリーブオイルクラブ・エルム・ヘアーグルメ)を結成して、個々のお店での美容福祉活動や施設・在宅等の訪問美容など行い、地元でのイベント参加や美容組合等の活動をしています。
地域での美容福祉活動の問題点
美容福祉活動と言っても、当初は市民の方々の認知度が低いため、「訪問美容をどこに依頼すればいいか」「市町村での訪問理美容福祉サービスについて」「高齢や障害のある方が安心してご利用できる美容室がわからない」――などの問い合わせがありました。そこで、美容福祉活動について、ケアマネージャー ・ケースワーカー ・ご利用者 ・ご家族様・その他、多く方に知って頂くことが必要であると考え、アンケートを実施し、それに基づいて具体的な活動を積み上げていきました。
問題解決の具体的方法について
【アンケートの実施】
組合一宮支部加盟店を対象として、アンケート実施して、高齢・障がい・ハンデなどある方が安心・安全にご利用できるお店のリスト及びご来店できない方の訪問理美容活動を受けている「お店のリスト」を作成しました。
【自治体の理美容福祉サービスの確認】
一宮市は、高齢福祉課が理美容福祉券などのサービスを行っていて、市が理容・美容組合に依頼し、組合員が伺うことになっています。訪問理美容福祉サービスの窓口も美容組合と言うことで一宮支部(組合員)として名簿を作成して広く市民の方に知って頂くことにしました。
【組合ホームページの作成】
組合活動を市民の方に発信するツールとしてホームページを作成し、同時にフェイスブックで企業ページも作成してリンクしました。今後、組合ホームページに各店舗のホームページ・フェイスブックページもリンクして行く予定です。
【福祉名簿・福祉カードの作成・配布】
訪問理美容を行っている美容室の名簿を作成して市役所等に配布し、閲覧が出来るようにして名刺サイズのカードを窓口に置いて頂きました。
【地域での情報発信として今後の取り組み】
NPO登録理美容師一人一人が活動地域でお店のホームページやフェイスブックなどを活用して、個人・お店・NPOの情報を発信して行こうと思います。
【地元イベントへの参加】
地元にてボランティア活動や障がい者のイベント等にNPO登録理美容師として積極的に参加しています。その一つとして、昨年度から地元の七夕祭りにて七夕浴衣ヘアーコレクションを開催することになり、障害者のアクティビティーの取り組みとして愛知県立一宮養護学校の生徒をモデルにチームノバイのメンバーが参加しました。
「中部地区登録理美容師の集い」開催
登録理美容師にアンケートをした結果、関東以外での講習や会合開催のご意見がありましたので、今回は、NPO全国介護理美容福祉協会の活動として中部地区での勉強会・親睦会を計画しました。
第1回は11月11、12日です。詳細は、西尾までお問合せください。愛知県周辺のみなさまのご参加をお待ちしています。